糖友会への取り組み
指導医 海老原健医師
皆さま、こんにちは。那須中央病院で糖尿病外来を担当している海老原 健(えびはら けん)と申します。糖尿病患者の皆さまやそのご家族が、病気に負けないで、より充実した生活を送れますよう、微力ではありますがご協力させていただきたいと思います。皆さまと一緒に有意義な会にしていきましょう。よろしくお願い致します。
会長 山嵜 洋
病気との出会いというものは、時として残酷で、絶望感を味わい、後悔の念に苛まれるものかもしれません。
私は、十数年前、糖尿病の診断を受けました。この時、それまで怪我以外で通院した事など一度も無なかったものですから、良く耳にする病気だし、大袈裟にせず、今まで通り過ごしていればその内良くなるだろう程度の考えだったと記憶しています。しかし、一度の診察や注射の1本で、この病気が改善するはずもなく無く、後悔の念と共に、今も治療を続ける日々を送っています。ただ、十年前の治療と今の治療では、根本的に大きな違いがあるのです。
私が思う、最も大切な治療とは、注射を打って薬を飲む行為では無く、自分がかかってしまった病気を素直に認めて、病気と真摯に向き合う事なのです。
この十年間で、病院・医療従事者・同じ病気と向き合う仲間の皆様と出会い、少しずつ後悔せずに前向きに日常を送る事ができる様になりました。病気を甘く見てはいけません。しかし恐れて何もしない事はもっといけません。病気は一人で治すものではないのですから。必ず良い道がみつかります。
みんなで幸福な時を一日でも長く過ごす為に。
お申込み・お問い合わせ先
那須中央病院内糖友会事務局 橋本宛 FAX:0287-46-5177