日本人の死因第1位は、動脈硬化!?
 1位がん・2位心臓病・3位脳卒中。これは日本人の死因の順位で、この3つで約6割を占めるため、三大疾患と呼ばれています。
 そして、脳卒中、心臓病のおおもととなるのが、『動脈硬化』なのです。2つで1位がんとほぼ同じくらいになることから動脈硬化は隠れた死因No.1ともいえます。さらに80歳以上の死因原因では、1位心臓病、2位脳卒中、3位がんと順位が逆転します。
死因別死亡数
 悪性新生物(がん)    295,484人
 心疾患(心臓病)      146,741人
 脳血管障害(脳卒中)   132,529人
平成12年度厚生労働省「人口動態統計」
脳卒中は寝たきり、痴呆の原因に
 しかもわが国では、寝たきりになる原因として、脳卒中など脳血管疾患の発作によるものが一番多いのです。脳で血管が破れて出血したり、血管が詰まると、脳に十分な酸素が送られなくなるので、麻痺が起きたり、痴呆状態が出たりすることがあります。その結果、寝たきり状態になることがあるのです。寝たきりや痴呆は本人だけでなく、介護する家族への負担・不安にもつながります。たかが、動脈硬化ではすまされないのです。
知らないうちに進行するから恐ろしい
そして、動脈硬化の恐いところは、何の自覚症状もなく病状が確実に進行していくことです。心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こしてはじめて動脈硬化に気付いたということも少なくありません。特に、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病が揃っている場合は、『死の四重奏』といわれ、心筋梗塞が普通の人の何倍も高い率で発症します。自分の健康を過信しすぎないで、定期的に検診を受けることが何よりの健康法なのです。
どうして起きる、動脈硬化
歳をとると、血管も同じように歳をとります。その結果ゴムのように柔らかかった血管もだんだん硬くなります。
また、血管の内側に血液中の脂肪などがくっつき、内壁が厚くなります。このような現象が、『動脈硬化』です。
そして、だんだん血管が狭くなったり、栓ができたりして、血液が流れにくくなるのです。
早期発見、早期治療が大切!
動脈硬化は、症状が出ないうちに進行しますから、何よりも早期発見が大切です。
そして、すぐに治療を始めましょう。治療は。まず食生活を改めることが一番です。また、不規則な生活なども改めます。肥満のある方は、適度な運動で体重を減らし維持することも大切です。さらに、医師から処方されたお薬は、自分で判断せず、きちんと服用してください。
動脈硬化検査で、末永く健康に。
昔は治らないと思われていた動脈硬化ですが、最近では高血圧や高脂血症の治療にともなって、動脈硬化も「治る」ということが、医学会で次々報告されています。ですから、動脈硬化が見つかったらラッキーと考えて、これを機会に、食事に気を付け、適度に運動し、きちんとお薬を飲んで健康な生活を取り戻しましょう。少し摂生をするくらいが、一番長生きできるそうです。心身ともに活動的な状態で長生きをする、『健康長寿』を目指しましょう。
こんなにカンタン!動脈硬化検査
1.わずか5分
両手、両足首の血圧を測るだけなので、検査時間は簡単。準備時間を入れても5分ほどで終ります。
2.服を着たままでOK
腕と膝下が出せる衣服であれば、着替えることなく検査が受けられます。
3.わかりやすい検査結果
検査は数値だけでなく、わかりやすい図でも表示されます。
年齢に対する動脈硬化の進行度などがわかります。
このような方は
特に検査をおすすめします!!
高血圧
高血圧で動脈硬化を起こしていると、心臓病や脳血管障害の危険度が高まります。

肥満
肥満になりやすい日常生活(食生活)は動脈硬化も起こしやすくなります。

糖尿病
血糖が高いと、血管も弱くなりやすいので、検査が必要です。
油っこい食事が好き
コレステロールの多い食事が好きな方は、動脈硬化の危険度も高くなります。

冷感・しびれ感
足にしびれやだるさ、痛みを感じる方は、足の血管が詰まる閉塞性動脈硬化症の疑いがあります。

喫煙
特に喫煙は、心筋梗塞の発症が高いといわれています。
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